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    カテゴリ:スポーツ > サッカー

    FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi
    森保ジャパンの最強布陣を考察【写真:ロイター】

    GL3戦を終えて見えてきた森保ジャパンのベスト布陣を考察

     森保一監督率いる日本代表は、1月24日にカタール・ドーハで行われているアジアカップのグループリーグ(GL)第3戦を迎え、インドネシア代表に3-1で勝利した。これによりベスト16入りが決定。2位でグループを抜けて決勝トーナメントへ進む。ここからは一発勝負の負けられない戦い。GL3戦を終えて見えてきた森保ジャパンのベスト布陣を考察する。(取材・文=FOOTBALL ZONE編集部・小杉舞)

    【布陣図】森保ジャパン、アジア杯決勝トーナメントの「ベスト布陣」

       ◇   ◇   ◇

     第1戦のベトナム戦(4-2)、第2戦のイラク戦(1-2)と完璧な出来ではなかった森保ジャパン。苦しみながらも2勝1敗で決勝トーナメントへ進出。3戦目となったインドネシア戦では、イラク戦敗戦の悔しさを糧に見事に立て直した。

     インドネシア戦では立ち上がり2分にMF堂安律からのパスを受けたFW上田綺世が右サイドのペナルティーエリア内で中央を向くと、相手DFに抱えられて転倒。当初はノーファウルの判定だったが、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)による介入でオンフィールドレビューが実施されPKの判定に。これを上田が自ら決めて前半6分に先制した。

    さらに後半6分、MF中村敬斗がキープしたところで左サイドを回り込んだ堂安にパスが通り、ゴール前を横切るラストパスにファーサイドで合わせた上田が押し込んで2得点目。代表通算10ゴールとなる一撃で2-0とリードを広げた。同43分には上田のシュートから相手のオウンゴールを誘発。“ほとんどハットトリック”で勝利に貢献した。

     3戦を通してまず外せない絶対的な選手に挙げられるのがDF冨安健洋。ベトナム戦ではベンチ外だったが、負傷から徐々に回復してイラク戦で45分間プレー。インドネシア戦で先発復帰を果たした。センターバック(CB)に冨安が入っていれば安定感は抜群で、ラインコントロール、前線へつけるパス、まるで“ピッチ上の監督”で攻守において欠かせない。冨安がピッチに立っている時はいまだ無失点。怪我だけはないように、一発勝負も戦ってもらいたい。

     相方にはDF板倉滉を推したいが、現状コンディションに不安がある。そのため、DF谷口彰悟か、DF町田浩樹かの争いになってきそうだ。左サイドバックはDF伊藤洋輝、右サイドバックはインドネシア戦でダイナミックなパフォーマンスを披露したDF毎熊晟矢を起用したい。

    26人全員で戦えるのが森保ジャパンの強み

     中盤は迷いどころだが、逆三角形にした場合はMF遠藤航をアンカーに置いてMF守田英正と高パフォーマンスを続けているMF堂安律のインサイドハーフを見てみたい。ただ、守田がアンカーに入り、MF旗手怜央と堂安、またはMF久保建英やMF南野拓実という攻撃的な形も選択肢として持っておくと幅が広がる。

     4-2-3-1の場合は遠藤と守田のダブルボランチが鉄板。MF三笘薫の状態が不透明ということもあり、左サイドはMF中村敬斗の決定力に期待したい。右はMF伊東純也の推進力と毎熊のコンビで切り裂くことができる。トップ下に南野を置いたベトナム戦で起用された“フランストリオ”はここまで何度も結果を残している。相性の良さは武器になるだろう。

     1トップはここまで3戦3ゴールのFW上田綺世。インドネシア戦で初先発も、堂安との連係は見ていて安心感があった。もちろん伊東のクロスから仕留めることも可能だろう。

     そして、守護神はGK鈴木彩艶に託したい。最初の2試合で悔しい思いを経験。だが、試合毎に高精度のフィードからチャンスを作り出すなど、持ち味も発揮していた。日本のこれからを担うパリ五輪世代にはまだまだ経験値を積んでもらわなければいけない。

     板倉や久保、三笘も含めて絶対的な主力のコンディションに不安があるため、それらを考慮したベスト布陣となる。ただ、31日の決勝トーナメント1回戦まで中6日あることから、回復する可能性もある。

     26人全員で戦えるのが森保ジャパンの強み。堂安がインドネシア戦後に南野や伊東らが途中からピッチに立つと「そのクオリティーの高さは頼もしさしかなかった」と話すほど、層が厚くなっている。交代選手も含めて、日本代表の強さを発揮してもらいたい。

    【布陣図】森保ジャパン、アジア杯決勝トーナメントの「ベスト布陣」


     サッカーのアジアカップ・カタール大会は19日、アルラヤンで1次リーグD組の日本(世界ランク17位)がイラク(同63位)との第2戦に臨み、1―2で敗れた。

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     立ち上がりからイラクが積極的に攻撃を仕掛け、前半5分にクロスをGK鈴木がパンチング。そのボールをアイメンに頭で押し込まれて、日本は失点した。

     その後、日本は攻勢に転じる。左サイドからの攻撃を中心にゴールに迫るが、イラクの粘り強い守りを前に得点を奪えない展開が続く。

     前半49分に、イラクはサイドからカウンター攻撃。クロスをアイメンがまたも頭で合わせて2点目を取った。

     日本は後半開始から、DF谷口に代えて冨安を投入。さらに2列目のMFの配置を大きく変えた。右に久保、左に伊東、トップ下の中央に南野を置いた。

     後半11分、ゴールに詰め寄った浅野が相手に倒されたとしてPKを獲得したが、VARの介入で取り消しとなった。

     後半の追加時間、日本は遠藤がヘディングシュートを決めて1点差に迫った。

     最終盤に入ってもチャンスを作り続けたが、イラクの体を張った守りに阻まれた。

     日本の先発は、GK鈴木(シントトロイデン)、DF菅原(AZ)、板倉(ボルシアMG)、谷口(アルラヤン)、伊藤(シュツットガルト)、MF遠藤(リバプール)、守田(スポルティング)、伊東(Sランス)、南野(モナコ)、久保(Rソシエダード)、FW浅野(ボーフム)で、ベトナム(同94位)を4―2で下した初戦から先発2人を入れ替えた。

     24日の1次リーグ第3戦でインドネシアと対戦する。アジアで世界ランク最高位の日本は3大会ぶり5度目の優勝をめざしている。(朝日新聞)

    サカノワスタッフ

    いずれも充実の解説陣。

    [アジアカップ GS第2戦]日本 – イラク /2024年1月19日20:30/エデュケーション・シティ・スタジアム(カタール)

     カタール・アジアカップのグループステージ(GS)第2戦、サッカー日本代表(SAMURAI BLUE)が1月19日、イラク代表と戦う。FIFAランキングは日本17位、イラク63位。このGSで最も力のあるチームとの対戦になる。

     GS第1戦、日本はベトナムに4-2、イラクはインドネシアに3-1の勝利を収めている。

     この試合は、地上波では「テレビ朝日」系列で生中継される。また、インターネットでは「DAZN」「TVer」でライブ配信される。

    「テレビ朝日」と「Tver」、「DAZN」のイラク戦の中継は次のように予定されている。

    ◎日本代表 vs イラク代表 
    ▼「テレビ朝日」&「Tver」
    放送時間:20時~
    ▽カタール現地班
    【解説】松木安太郎、内田篤人 
    【実況】吉野真治(テレビ朝日アナウンサー) 
    【リポーター】寺川俊平(テレビ朝日アナウンサー) 

    ▽東京スタジオ班
    【キャスター】矢部浩之 
    【ナビゲーター】川平慈英 
    【解説】槙野智章 
    【スペシャルゲスト】影山優佳

    ▼「DAZN」
    配信時間:20時~
    【実況】桑原学 
    【解説】林陵平 
    【ゲスト】小野伸二  
    【現地リポート】佐藤寿人

    藤井雅彦 / Masahiko Fujii
    GK鈴木彩艶【写真:Getty Images】
     

    ゴール裏で見守った元日本代表FW佐藤寿人氏が「THE ANSWER」で解説

     サッカー・アジアカップカタール大会は14日、グループリーグ初戦で世界ランク17位・日本が同94位・ベトナムに4-2で白星発進した。一時逆転を許しながら再逆転で勝利を飾ったアジアNo.1への船出。「THE ANSWER」は中継局のレポーターとして現地取材し、この試合をピッチレベルのゴールのから見守った元日本代表FW佐藤寿人氏の解説を掲載する。よもやの苦戦を強いられた原因から、議論を呼んだ2失点目のGK鈴木彩艶の評価、そして苦しみながらも勝ち点3で得た収穫まで分析した。(取材・構成=藤井 雅彦)

     ◇ ◇ ◇

     日本とベトナムの力関係を考えると、先制に成功した時点である程度ゲームをコントロールできる展開になるだろうと想定できました。その青写真が崩れたのは、セットプレーから喫した2失点が原因です。

     1失点目は、CKに対してストーン役の南野拓実選手が動いたことでスペースを与えてしまった。ベトナムからすると、高さでは勝てないのでニアサイドのエリアに速いボールを入れるという明確な狙いがあったのでしょう。質の高さと準備をしっかりと出してきた形ですが、その失点を招いたのは日本のセットプレー守備の拙さでもあります。

     2失点目も、ベトナムが入念に準備してきた形だったのでしょう。FKから対角に長いボールを入れてきた時点で、最終的に得点を奪った選手は折り返しを受けるためのランニングを開始していました。日本の選手たちの目線はファーサイドにあって、完全に背中を取られてしまった。デザインされたセットプレーで逆転を許してしまいました。

     折り返しのボールなのか、あるいはシュートだったのか。いずれにしても鈴木彩艶選手の弾いたボールが弱かった。厳しい言い方をすると、あれはストライカーにとって一番美味しいボールがこぼれてきたことになる。前半、僕は日本のゴール裏から見ていたけれど、彼の能力を考えれば難しいプレーには感じなかったので、このミスを糧にして成長しなければいけません。

     ただ、ミスは鈴木選手に限った話ではありません。対角に入れた高いボールに競り負けてはいけなかったし、折り返されて背中を取られたのはチーム全体のエラーでもある。ゲームを通して主導権を握っていたので、守備機会が少ない難しさはあったと思います。そういった状況でも集中しながら守備のスイッチを入れる重要性を学んだ2失点です。

     そんな試合展開で印象的だったのは、日本ベンチの反応でした。結果的に前半だけで5つの得点が生まれた中で、座っていた選手たちが立ち上がったのはアディショナルタイムに中村敬斗選手が決めたゴールの時だけ。シーソーゲームのようなスコア推移でも終始落ち着いていて、雰囲気を落とす様子はまったくない。先制しながらも逆転されれば、少しは慌てたり、ピッチの選手に声をかけようとするもの。そういった素振りを一切見せないあたりに、日本の経験値と立ち位置、そして目線の高さを感じました。

    苦戦しながらも掴んだ勝ち点3の収穫「層の厚さはピカイチ」

     個人について触れるとすれば、2得点という結果、守備での貢献、そして結果的に失点にも絡んだ南野選手はこの試合の主役でした。ゴールシーンの落ち着きもさることながら、守備のスイッチ役として、いつ、どこで、どうやって動けばボールを奪えるのか、あるいは相手にミスが出るのかを理解している選手。攻守において常に試合に関わり続けたという点で重要な役割を果たしました。

     同じポジションで途中出場した久保建英選手はペナルティエリア内の狭い空間でボールを受けて前を向き、チーム4点目をアシスト。落ち着きや風格、オーラのようなものを感じさせましたし、対アジアだけでなくワールドカップのような舞台で世界を相手にしても当たり前にできるクオリティがある。
     

     サイドに目を移しても、得点した中村選手だけでなく伊東純也選手も質の部分で目立っていました。後半途中からは右から左にポジションを入れ替えたように、森保一監督にとって90分間欠かせない選手になっているのでしょう。得点やアシストがなかったことで本人も消化不良かもしれないですが、GKとDFの間に入れるクロスは質が高く、タイミングや球種はストライカー目線で言うと最も得点になりやすいボールでした。

     チームマネジメントの観点では、中4日で続く日程もポイントになりそうです。中2日であれば選手を入れ替える免罪符のようなものがありますが、中4日であればしっかりリカバリーして回復できる時間です。選手たちは当然スタートからピッチに立ちたいでしょうし、ベンチスタートになればストレスを抱えてしまう側面もある。時間と余裕があるゆえの難しさが見え隠れします。

     第2戦のイラク戦に勝利すればグループリーグ突破が見えてきて、第3戦のインドネシア戦でさまざまなテストもできる。やや苦戦したとはいえベトナム戦で勝ち点3を積み上げられたのはポジティブなことで、1トップに細谷真大を起用するチャレンジもできた。目先の結果だけを求めるなら違う選択肢もあったでしょうから、あくまでも視線を先に置いていることがうかがえました。

     これまでの日本代表と比べても層の厚さはピカイチで、どのポジションでも誰がファーストチョイスなのか決まらない状態が続きそうです。特に攻撃陣に関しては選択肢が多すぎるので、森保監督は贅沢な悩みを抱えていると言えるでしょう。

    藤井雅彦 / Masahiko Fujii

    FOOTBALL ZONE編集部
    最後の実戦機会でヨルダンを撃破【写真:徳原隆元】 

    アジアカップ前、最後の実戦機会でヨルダンを撃破

     今月12日に開幕するアジアカップに臨む日本代表は1月9日、カタールでヨルダン代表と非公開での練習試合を実施し、6-1で圧勝した。14日に行われるベトナムとのグループ初戦に向け、優勝候補としての実力を示した結果に、韓国メディアが熱視線を送っている。

     森保一監督率いる日本は、通算5度目のアジア制覇を狙う今大会のグループ初戦・ベトナム戦を14日に控える。大会前、最後の実戦機会となったヨルダン戦では、MF中村敬斗(スタッド・ランス)、MF南野拓実(ASモナコ)らの得点で6ゴールを積み重ね、6-1で勝利した。

     森保監督はこの試合で負傷中の三笘薫(ブライトン)、冨安健洋(アーセナル)、久保建英(レアル・ソシエダ)を起用しなかったことを明かし、キャプテンのMF遠藤航(リバプール)に関しても「プレーしていない」と、一部の主力抜きで戦った事実を語った。

     E組のヨルダンはグループリーグで韓国の対戦国ともあって、同国メディアは日本の結果に熱視線。韓国メディア「xportsnews」は「日本サッカーやばい! 『クリンスマン号相手』ヨルダン、6-1で大破」と見出しを打ち、大量得点で昨年6月から続く連勝を10に伸ばした事実に驚きを示している。

     昨年11月のワールドカップアジア2次予選を含め、直近3試合のスコアはミャンマー戦(5-0)、シリア戦(5-0)、タイ戦(5-0)といずれもゴールラッシュでの勝利に。同国メディア「Newsis」では「ヨルダンとの強化試合で、再び火力ショーを行い、アジアカップの見通しを明るくした」と、ライバル国の動向を注視していた。(FOOTBALL ZONE編集部)

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