スポーツまとめのblog

プロ野球を中心にスポーツ関連の最新ニュースを日々更新しています。
その他、ニュースや芸能など自分の興味のある記事をまとめています。

    カテゴリ:スポーツ > ラグビー


     上々のスタートを切った。 
     現地9月10日、ラグビーワールドカップのプールDで日本代表はチリ代表と対戦。開始6分に先制トライを許すも2分後にファカタバがトライを決め、すぐさま同点に追いつく。じりじりした展開から30にナイカバがトライを奪って逆転に成功すると、40+1分にはファカタバがこの日2本目のトライでリードを広げた。SO松田がコンバージョンを3本連続で決め、21対7で前半を終える。 
    【動画】日本が初戦でチリを圧倒! リーチの今大会初トライをチェック! 

     後半も8分にトライを返されるが、日本はひとり少ない状況下で後半13分にリーチのチーム4本目のトライでふたたび16点差とする。半ば以降は効果的な選手交代でギアをひとつ上げ、31分に中村が豪快にトライ。39分にも加点して、終わってみれば日本は42対12の快勝を収め、勝点5(勝利4+ボーナスポイント1)を獲得した。 
      この一戦を速報で伝えたのが英紙『The Guardian』だ。「初出場であるチリは熱のこもった国歌斉唱でスイッチが入り、勢いのままに早々とトライを奪った」と評する一方で、「それでも日本は冷静にゲームを進めた。2枚のイエローカードにも助けられ、着実に得点を重ねていったのだ」とレポート。さらに「後半もドアをノックし続けた日本が優位に試合を進めた。チリはエネルギーに溢れてゲームに娯楽性を運んだが、規律を欠いたプレーも多く、日本はその隙を見逃さなかった」と称え、「とりわけ彼らのスクラムは重厚で力強かった」と続けた。 

     プールAは日本とチリのほか、イングランド、アルゼンチン、サモアが同居。上位2チームがベスト8に駒を進める。 

    構成●THE DIGEST編集部 

    毎日新聞
    【フランス-ニュージーランド】ラグビーW杯開幕戦、フランスに敗れ、ピッチにたたずむNZのヘッドコーチ、イアン・フォスター氏=2023年9月8日、AP

    ラグビー・ワールドカップ(W杯)フランス大会 1次リーグA組

    【写真】ラグビーW杯開幕戦 フランスvsNZ

    〇フランス代表27―13ニュージーランド代表●(8日、フランス競技場)

     「一人一人が史上最高のプレーを見せる必要がある」。試合前、ニュージーランドのイアン・フォスター監督は発破をかけて選手を奮い立たせた。

     相手は開催国フランス。8万人近い大観衆の前で「オールブラックス」とはどんな存在かを示す、この上ない機会――となるはずが、思い描いた結果は出なかった。

     幸先は良かった。試合開始直後、FBボーデン・バレットのキックをWTBマーク・テレアがキャッチしてそのままトライ。しかし、次第に右へ左へ自由に攻め込むフランスの攻撃の前に後手に回り、最後は大歓声にのみ込まれていくかのように動きが鈍り敗れた。

     前回W杯で3位に終わり、フォスター監督が就任。新戦力の台頭を図ったが結果が出ず、アイルランド、フランスなどに苦杯をなめ続けた。一時は世界ランキングが過去最低の5位まで落ち、海外メディアには「史上最低のオールブラックス」などと痛烈な見出しが躍った。

     それでもフォスター監督と選手の信頼関係は崩れなかった。主力選手らも監督の続投を希望。両者の深いつながりが潤滑油となり、次第に歯車がかみ合い始める。司令塔のSOには精度の高いパスとキックが持ち味のリッチー・モウンガが定着。世界最優秀選手に2度輝いたB・バレットも、SOからFBに主戦場を変えてスピードに乗ったランが威力を増した。今年の南半球4カ国対抗を全勝優勝するまでに復調を遂げた。

     ただし、「完全形」は取り戻せていない。W杯前最後のテストマッチは、南アフリカに7―35と、チーム史上最悪となる28点差で敗戦した。この日も不安が的中する形で、中盤に失った流れを最後まで奪い返すことができなかった。

     NZがW杯の1次リーグで敗戦したのは史上初。フォスター監督は「今後のためのよい教訓になった。私たちは次の道を見つけなければならない」。王国の意地を示す戦いは、まだ始まったばかりだ。【サンドニ(フランス)角田直哉】

    THE ANSWER編集部
    10大会連続10回目の出場となる日本代表【写真:ロイター】

    英紙がラグビーW杯を展望

     ラグビーワールドカップ(W杯)フランス大会が、8日(日本時間9日)に開幕する。10大会連続10回目の出場となる日本代表は初戦のチリ戦(10日)に向けて、直前キャンプ地のフランス・トゥールーズ入り。4年前の日本大会で初の8強入りを果たし、世界からも注目が集まる中、英メディアはD組について「最も予想できないプールであり、最も面白いプールかもしれない」と伝えている。

     ジェイミー・ジョセフ・ヘッドコーチが率いる日本代表は2019年に行われた自国開催のW杯で、初戦でロシアに勝利すると、アイルランド、サモア、スコットランドと強豪を立て続けに撃破し、初の8強入り。準々決勝では、この大会で優勝した南アフリカに敗れたものの、世界を相手に互角以上に戦えることを示し世界から称賛された。あれから4年、メンバーも大きく変わる中、予選リーグD組でチリ、イングランド、サモア、アルゼンチンと戦う。

     英紙「ガーディアン」は大会前の展望記事で、D組について「もしかすると最も予想できないプールであり、最も面白いプールであるかもしれない」と紹介。「特にイングランドが3大会で2回目となるプールステージでの敗退という不名誉を受けることを望んでいる人達からすれば」とし、波乱が起こる可能性があると続けた。

     その理由の1つとして、前回大会準優勝のイングランドについて「アルゼンチン、日本、サモア、チリと同組にしたくじ引き以降、多くのことが変わった。南アフリカとの決勝まで進んでからすぐに、イングランドはこのプールのトップに立つ最有力候補と見られていた。管理ミスと強化の中断を経た今、彼らの準々決勝進出の望みは明白に不安定に見える」と指摘。D組の本命と見られるも、8月のテストマッチでフィジーに初めて敗れるなど不安材料が見えているという。

     そして日本については、直前のテストマッチでの結果は振るわなかったものの、「開催国としてアイルランド、スコットランドに勝利してプールを制した4年前の彼らのウキウキさせるパフォーマンスは記憶に新しい。2015年の南アフリカ戦での彼らの驚くべき勝利に触れずに日本について言及するのも不可能な話だ」と過去2大会の活躍を引き合いに警戒。「ブレイブ・ブロッサムズはダイナミックな15人ラグビーでワールドカップここ2大会で輝いてきた」と紹介している。

     注目の初戦チリ戦は日本時間10日20時から、フランス・トゥールーズで行われる。

     ◇第59回ラグビー全国大学選手権決勝 帝京大73-20早大(2023年1月8日 国立競技場)

    <帝京大・早大>前半、先制トライを決める帝京大・高本幹(撮影・久冨木 修) 

     大学No・1司令塔の高本幹が、卓越したゲームコントロールで記録的な連覇へ導いた。前半2分にはステップワークを駆使して先制トライ、後半11分には自らのキックを再獲得して45メートルを1人で持ち込み計2トライ。前半には顔に裂傷を負いながらフル出場を果たし、「(トライは)スペースが見えたので走りきれると思った。去年のチームを土台に、1年間積み上げられた」と喜んだ。

     ゲームリーダーとして、時にはFW出身の相馬監督と意見が食い違うことがあったというが、「本当に熱がある人」と熱血指揮官に感化され、プレーはクールでも熱い魂を80分間にぶつけた。日本代表のSO李承信は19年入学の同期。「もちろん代表は意識しているし、いろんな国でプレーしたい」と目を輝かせた。(スポニチアネックス)

    相手守備をかわして突き進む立命館慶祥の三浦 

    ◆全国高校ラグビー ▽1回戦 石見智翠館34―7立命館慶祥(28日、大阪・花園ラグビー場)

     今大会唯一の初出場となった南北海道代表・立命館慶祥は、32大会連続出場の石見智翠館(島根)に7―34で敗れた。計6トライを許すなど終始押し込まれたが、後半29分に高校日本代表候補・CTB三浦遼太郎(3年)がチーム初トライを決めた。

     大の字で空を見上げた。試合終了の笛が響くと立命館慶祥の選手たちはグラウンドに倒れ込んだ。初出場初勝利はかなわず、松田祐一監督(43)は「準備はしていた。相手が強かった。子どもたちは頑張った」と潔く完敗を認めた。

     前半4分に先制され計6トライを許すなど、終始相手ペースで進んだ一戦。それでも0―34の後半29分、終了間際にエース・三浦が左中間へ会心の初トライを決めた。敵陣25メートル右中間ラックから左へつながったパスを受け、50メートル5秒9の脚力でグラウンドを切り裂いた。「残り時間も少ない中で仲間がボールを回してくれた。最後、爪痕を残そうと走った。いいトライになった」。湧き起こる大歓声を背に、背番号13は腹の底から雄たけびを上げた。

     戻りたい場所だった。トライ後にゴールキックを決めたSO久保田慧主将(3年)と三浦は、小学校時代に同じラグビークラブに所属し、花園での全国大会に出場した。別の中学を経て高校で再会を果たし、3年間花園を目指し続けてきた。三浦は小学校の時以来の花園でのトライだった。時を経て共闘した久保田は「いいライバルでいい友人。すごく頼もしいし楽しい時間だった」と目を潤ませた。

     主将と共に立命大に進学予定のエースはスッキリした表情で言った。「この素晴らしい景色、舞台に後輩たちがまた来てくれることを願っている。また花園で、いいプレーを見せてほしい」。悲願の初勝利を託し、次のステージへ進む。(スポーツ報知)

    このページのトップヘ