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    カテゴリ:スポーツ > ラグビー

     ◇ラグビーリポビタンDチャレンジカップ2022 日本31―38ニュージーランド(2022年10月29日 東京・国立競技場)

    <日本・NZ>後半、トライを決めガッツポーズする姫野(撮影・白鳥 佳樹) 

     7点差の惜敗にも満足感などみじんもない。攻めては1トライ、守ってはゴール寸前でジャッカルを決めるなど、獅子奮迅の活躍を見せた姫野は「悔しい。勝てた試合(止まり)で満足するような日本代表ではない」と厳しい表情で語った。

     昨年はニュージーランドのハイランダーズでプレー。王国の文化に触れ、この日対面となったフリゼル、SHスミスとは同僚として世界最高峰リーグで11試合に出場した。後半39分のトライシーンも、ライン際の防御が弱いバックスを狙い撃ちした結果。「そういうことを学んできたので」と堂々胸を張った。

     4月は左太腿肉離れの影響で、代表活動を全休。不在の間に若手も台頭してきたが、改めて存在感を見せた姫野。「残り2試合、貪欲に勝ちにいく」とぎゅっと口元を締めた。(スポニチアネックス)

    国立競技場で日本-ニュージーランド戦観戦を終えたラグビーファンと、プロ野球日本シリーズヤクルト-オリックス戦が行われる神宮球場に向かう野球ファンが行き交い大混雑する東京メトロ外苑前駅周辺(撮影・鎌田直秀)

    新型コロナ禍の行動制限が緩和されるなか、東京・神宮外苑では29日、チケット完売のスポーツイベントが各会場で行われ、計約10万人の観客が足を運んだ。

    6万5188人が観戦した国立競技場でのラグビー日本代表対ニュージーランド代表戦の観客が帰路についた午後5時すぎ、プロ野球日本シリーズのヤクルト対オリックス(午後6時半開始)観戦に神宮球場へ向かう野球ファンとラグビーファンが交錯し、賑わいは最高潮となった。

    最寄り駅の東京メトロ外苑前駅がパンク状態になる恐れも頭をよぎったが、混乱はなかった。両会場の係員が車道を挟んで左右の歩道に動線を分け、トラブルを回避。それでも体が触れあうほどの大混雑で「こんな密集で歩くのは久しぶり。正月の初詣みたいでなんか楽しい」「試合前にモチベーション上がる」などの声も聞かれた。

    秩父宮ラグビー場のパブリックビューイングには野球観戦前のヤクルトファンの姿も。国立競技場から神宮球場へ歩きながら白と赤のラグビージャージーからオリックスのユニホームに着替えるカップルもいた。【日刊スポーツ 鎌田直秀】

     南米から新しい風が吹く! 「ロス・コンドレス」の愛称を持つチリ代表が、夢に見たラグビーワールドカップ初出場を決めた。2023年フランス大会(RWC2023)の南米予選でウルグアイ代表に敗れたものの、北米予選2位だったカナダ代表との敗者復活戦に勝ってプレーオフに進み、アメリカ代表との2試合トータルスコアで上回り、歓喜となった。
     
     RWC2023への切符をかけたプレーオフ第1戦は、チリのサンティアゴで現地時間7月9日におこなわれ、雨でピッチは水浸しになり、後半には停電でスタジアムが一時真っ暗になるなど、波乱含みの激闘は22-21でアメリカ代表が制していた。

     そして、7大会連続9回目のワールドカップ出場へ王手をかけたアメリカ代表が、地元コロラド州のグレンデールで現地時間16日におこなわれた第2戦でも前半31分までに3連続トライを挙げ、19点リードを奪っていた。

     しかし、32分にアメリカ代表にイエローカードが出ると、数的有利になったチリ代表が反撃し、36分、39分と連続トライで5点差に詰めて折り返した。

     そして、後半に両チームとも得点を重ねたが、活気づくチリ代表が1点差に迫り、終盤の75分にペナルティゴールを決め、31-29で逆転勝利。

     この結果、2試合のトータルスコアは52-51となってチリ代表が1点上回り、悲願のワールドカップ出場権獲得となった。

     チリ代表はRWC2023でプールDに入り、初戦で日本代表と対戦する。その後、サモア代表、イングランド代表、そして南米の仲間であるアルゼンチン代表にも挑む 

     一方、敗れたアメリカ代表だが、まだRWC2023への望みは残っており、11月に予定されている世界最終予選(敗者復活戦)でラスト1枚の切符を争う。(RUGBY REPUBLIC )


     7月9日、東京・国立競技場で日本代表対フランス代表のテストマッチ(リポビタンDチャレンジカップ2022)が行なわれ、日本代表は善戦むなしく15-20で敗北。接戦には持ち込んだものの、惜しくも強豪フランスから歴史的初勝利を奪うことはできなかった(通算成績はこれで1分け10敗) 
    【PHOTO】日本15 ー 20フランス|山中、リーチら躍動で世界3位相手に善戦するも…地力の差を見せつけられ惜敗! 
     完敗を喫した第1戦のリベンジを誓った日本だったが、立ち上がりの9分、ラインアウトから左へ展開され、いきなりフランスに先制トライを許す。それでも12分、「狙っていた」(FB山中亮平)というカウンターから左サイドを崩し、最後はWTBゲラード・ファンデンヒーファーが内へ戻して山中がトライ。コンバージョンゴールは決まらなかったが2点差とすると、19分にはSO李承信のPGで8-7と逆転に成功する。 

    「(ボールを回して)攻める時と蹴る時の(使い分けの)タイミングが良かった」
     木曜日の会見時から「バランスとコントロール」の大切さを強調していたジェイミー・ジョセフHCの言葉通り、この日の日本はボールをつなぐことに固執した第1戦とは異なり、2戦連続スタメンのSO李、先発に復帰したSH齋藤直人の若いハーフ団が随所でキックを絡めながら、巧みにエリアマネジメント。カオスを生み出すと、密集からの素早い球出しで徐々にペースを掴んでいった。 

     すると前半終了間際の40分、接点での攻防を制した日本が、再び左サイドに展開。FWとBKが一体となってテンポよくボールを前へ運ぶと、最初のトライのVTRを見るかのように、またしても山中が縦に切れ込んでトライを奪う。内へ戻すラストパスを送ったのは、タッチライン際を激走したFLリーチマイケルだった。 

     コンバージョンも決まり、15-7で前半を折り返した日本。テストマッチとしては国内最多となる57,011人の観客で埋まった国立競技場に、番狂わせの予感が漂い始める。 

     しかし、「前半をリードされて終えたのは、今季初めてだった」(ファビアン・ガルティエHC)というフランスだが、周りが思うほど浮き足立ってはいなかった。「途中出場の選手たちがチームにエネルギーをもたらしてくれた」と、試合後にガルティエHCが語ったように、選手交代でフレッシュなパワーを注入した後半、次第に圧力を強めていく。そして44分、60分の2本のPGで15-13と2点差に詰め寄るのだ。 

     攻め込まれながらも粘りのディフェンスでよく耐えていた日本だが、疲労も重なりハンドリングミスやペナルティが増えていく。すると71分、ピッチ中央でのスクラムから途中出場のバティスト・クイユーに一瞬の隙を突かれ、ついに逆転トライを許すのだ。 

    「暑さでハンドリングのミスが多く、ブレイクダウンで苦しい場面もあったが、それでもパニックにならず、冷静に対応できた。ハーフタイムのドレッシングルームで、もっとシンプルにプレーしようと話し合ったのが良かったと思う」 

     フランス代表のキャプテン、シャルル・オルボンは試合後、そう淡々と振り返っている。 
      あきらめない日本も75分、途中出場の堀江翔太のロングスローをリーチが落とし、これを拾った同じく途中出場のテビタ・タタフが相手ディフェンスをなぎ倒しながら、強引にインゴールに飛び込んだ。しかしこれはTMOでノックオンの判定。日本の再逆転はならなかった。 
      
     ただ、国立がこの日一番の歓声に沸いたこのシーンも、フランス代表のキャプテンは冷静な目で見ていた。 

    「ウィークサイドを突かれたが、我々には明らかにノックオンだと分かっていたので、まったく慌てることはなかった」 

     ティア1の強豪国を追い詰めたのは事実だが、15―20という僅差の最終スコアほど、フランスは焦りを感じていなかったのかもしれない。 

     日本だけでなく、フランスにも確かにミスは多かった。しかし、1・5軍のメンバーとはいえ、フランスの選手たちはここぞという勝負所を逃さず、逆に日本は決めきれなかった。それが、善戦しながらも歴史的初勝利を奪えなかった理由だろう 

     今回のテストマッチ4連戦と、それに伴う5週間の合宿を経て、若い選手とベテランが融合したジェイミー・ジャパン。今回はケガで参加できなかった流大や中村亮土、松田力也といったレギュラークラスが加われば、さらにもうワンランク上のチームに成長するポテンシャルは十分に秘めている。確かにそう感じさせるこの日のフランス戦だったが、一方で勝てる試合を落とした印象も、また強く残った。 

     試合後のジェイミーHCの言葉が、すべてを言い表わしているのかもしれない。 

    「若い選手たちを試せたのはポジティブな材料だ。しかし彼らは、自分たちのゲームが十分ではなかったことを理解すべきだろう。こうしたタフなゲームは、“その一瞬”で仕留めなければ勝つことは難しい」 

    取材・文●THE DIGEST 吉田治良 

     後半、TMOでノックオン、ノートライとなったテビタ・タタフのプレー(撮影・棚橋慶太)

     「ラグビー・リポビタンDチャレンジカップ、日本15-20フランス」(9日、国立競技場)

    【写真】死去した安倍元首相に黙とうをささげる日本代表フィフティーン

     日本代表(世界ランキング10位)がフランス代表(同3位)との第2戦を行い、15-20で歴史的勝利を逃した。

     前半9分に先制トライを許したが、その3分後にはキックカウンターから34歳のFB山中亮平(神戸)がトライを返した。5-7の同19分には2試合連続スタメンとなったSO李承信(神戸)がPGを決めて逆転。同終了間際には山中が自身2トライ目を奪ってリードを広げた。

     第1戦(豊田スタジアム)では13-13の同点で前半を終えながら後半に引き離され23-42で敗れた。第2戦は課題となる後半へ8点リードで突入した。

     同4分、20分にはPGを決められ15-13の2点差まで詰められた。追い上げを許す状況で同18分にフッカー堀江翔太、25分にはSO田村優のベテラン2人も投入され金星を狙った。同31分には逆転トライを奪われ15-20とされた。

     同25分には途中出場のテビタ・タタフ(東京SG)が同点トライを決めたと思われたが、テレビ・マッチ・オフィシャル(TMO)の結果ノックオン、幻となった。終了間際にも猛攻を見せたものの、後半は無得点で追いつくことはできなかった。

     また、日本代表の国立競技場でのテストマッチは2014年5月25日の香港戦以来で約8年ぶり。改修後の新国立では初となった。テストマッチ来場者数の公表を始めた2004年以降ではW杯を除くと国内代表戦で最多だった2018年ニュージーランド戦(味の素スタジアム)の4万3751人を更新する5万7011人の観衆が詰めかけた。(デイリースポーツ)

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