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    カテゴリ:スポーツ > アメリカンフットボール

    都内にある日大のアメリカンフットボール場=2023年8月11日

    関東学生アメリカンフットボール連盟は15日、日本大学(日大)の競技スポーツ部から、同校アメリカンフットボール部(愛称フェニックス)が廃部になったと正式に報告があったと発表した。同連盟の定款第11条2項<2>に基づき、同日付で日大は関東学連から「退社」となるという。いわゆる「退会」で、一般社団法人から退くため「退社」となるという。

    日大は先月25日、違法薬物事件で部員から複数の逮捕者が出たアメリカンフットボール部の廃止(廃部)手続きを完了したと発表。その後20日以上もたって、所属する関東学連に報告があった形。今後、関東3部リーグの準加盟から再出発となるか、大学側が希望しているという現在の1部下位BIG8からの復帰も含め、現時点で今後の見通しはついていない。

    日大アメフト部の廃止は臨時理事会で決議された昨年12月15日付。123日に学長に決裁されていた。1940年(昭15)創部で、大学日本一を争う甲子園ボウルで通算21度の優勝を誇る名門フェニックス(不死鳥)は84年の歴史に幕を下ろしていた。

    指導陣(中村敏英監督、総監督、助監督、ヘッドコーチ)の解任も発表されている一方、学内では特待生などの待遇が維持される方針が示されており、状況は不透明かつ流動的となっている。

    【参考】「一般社団法人関東学生アメリカンフットボール連盟定款」第11条

    <退社>

    第11条 社員はいつでも退社する事ができる。ただし1カ月以上前に当法人に対して、あらかじめ退社の予告をするものとする。

    2. 前項の場合のほか、社員は次に掲げる事由により退社する。

    <1>総社員の同意

    <2>死亡または解散

    <3>社員総会での除名決議(日刊スポーツ)

    全日本選抜対アイビーリーグ選抜 第1Q、タッチダウンを決める全日本選抜のグラント(撮影・江口和貴)

    <アメリカンフットボールDREAM JAPAN BOWL:全日本選抜10-5米IVYーリーグ選抜>◇21日◇東京・国立競技場

    日本が、初めて、本場アメリカの選抜チームに勝った。2年連続の国内開催となる国際親善試合で、全日本選抜が米大学IVY(アイビー)リーグ選抜を10-5で破った。

    日米両国で公式に組織されたアメフトの代表、選抜チーム同士の対戦で日本側が米国側に勝った例は過去1度もなかった。初めて勝利を収めた山本洋ヘッドコーチ(富士通)は「昨年は僅差の敗戦だった中、主将と一緒に方向性を話し合って、やはり勝負にこだわるところを、しっかりと。最後しんどい時間、苦しい時間帯ありましたけど、よく頑張ってくれた。日本にとって重要な1歩になったのではないかなと思います。次につなげていきたい」と意味をかみしめた。

    言うまでもなく、米国発祥の競技。本場のプロリーグでバスケットボール、野球、アイスホッケーとともに数えられる米4大スポーツの中、唯一、日本人のNFLプレーヤーだけが誕生していない。その現実が示すように、これまで差があり過ぎた競技。1934年(昭9)に日本で初の公式戦が行われてから90年。歴史的1勝となった。

    全日本選抜は、Xリーグを中心に60選手(外国籍と学生を含む)を集めた国内オールスター軍団。司令塔のクオーターバック(QB)は早稲田大(早大)卒の政本悠紀(IBM)が先発し、ランとパスを調律。第1クオーター(Q)開始5分、日本選手権ライスボウルMVPのRBサマジー・グラント(富士通)にボールを託し、先制タッチダウン(TD)を導いた。得点後のキックと合わせて7点をリードした。

    第2Qは、K納所幸司(富士通)が51ヤードFG(3点)を決めてリードを10点に広げた。第2QにFG1本を返されて10-3で後半戦へ。一進一退の攻防を繰り広げた中、第3Qのラストプレーで聖地国立が沸く。米アイビー選抜に意地を見せられ、自陣残り1ヤードまで攻め込まれたが、相手の第4ダウンギャンブルとなるラン攻撃を全員で体を張って食い止めた。リードを死守して最終の第4Qへ突入した。

    相手は、ハーバード大やエール大の超名門で構成される米大学ディビジョン1-FCS(1部下位)アイビーリーグの選抜チーム。学生とはいえ、世界最強国の精鋭に、第4Qには自陣エンドゾーンでタックルされるセーフティーで2点を返された。しかし、攻撃の11人が敵陣に攻め込んで時間を消費し、守備の11人が出足の衰えぬ集散を繰り返して、守り抜いた。

    昨年も第4Qまではリードしていた。快挙に迫っていたが、結果は逆転負け。その時に20-24のスコアから最後の望みを懸けた攻撃シリーズを任され、勝ち越し点を奪うことができなかったQB政本が、当時2番手からエースに成長して1年後にリベンジを遂げた。

    日本が、アメリカに勝つ-。重かった扉を、初めて、こじ開けた。【日刊スポーツ 木下淳】

    NFL JAPAN.COM
    カンザスシティ・チーフスのパトリック・マホームズ【AP Photo/Mike Roemer】 

    2023年シーズン第16にプレーオフ戦線が決するシナリオは下記の通り。

    AFC(アメリカン・フットボール・カンファレンス)

    プレーオフ進出確定:ボルティモア・レイブンズ

    【ボルティモア・レイブンズ(11勝3敗)】
    対サンフランシスコ・49ers(11勝3敗)

    AFC北地区優勝の決定条件
    1)レイブンズ勝利、かつクリーブランド・ブラウンズ敗北もしくは引き分け
    2)レイブンズ引き分け、かつブラウンズ敗北

    【クリーブランド・ブラウンズ(9勝5敗)】
    対ヒューストン・テキサンズ(8勝6敗)

    プレーオフ進出の決定条件
    1)ブランズ勝利、かつシンシナティ・ベンガルズ敗北、かつデンバー・ブロンコス敗北もしくは引き分け、かつバッファロー・ビルズ敗北、かつマイアミ・ドルフィンズ勝利もしくは引き分け、かつインディアナポリス・コルツ敗北もしくは引き分け
    2)ブラウンズ勝利、かつピッツバーグ・スティーラーズ敗北もしくは引き分け、かつビルズ敗北、かつドルフィンズ勝利もしくは引き分け、かつブロンコス敗北もしくは引き分け
    3)ブラウンズ勝利、かつスティーラーズ敗北もしくは引き分け、かつビルズ敗北、かつドルフィンズ勝利もしくは引き分け、かつジャクソンビル・ジャガーズ敗北、かつコルツ勝利
    4)ブラウンズ勝利、かつスティーラーズ敗北もしくは引き分け、かつブロンコス敗北もしくは引き分け、かつジャガーズ敗北、かつコルツ勝利
    5)ブラウンズ勝利、かつスティーラーズ敗北もしくは引き分け、かつビルズ敗北、かつカンザスシティ・チーフス勝利、かつコルツ勝利、かつジャガーズ敗北
    6)ブラウンズ勝利、かつスティーラーズ敗北もしくは引き分け、かつブロンコス敗北もしくは引き分け、かつドルフィンズ勝利もしくは引き分け、かつコルツ敗北
    7)ブラウンズ勝利、かつスティーラーズ敗北もしくは引き分け、かつブロンコス敗北もしくは引き分け、かつドルフィンズ勝利もしくは引き分け、かつジャガーズ敗北
    8)ブラウンズ勝利、かつベンガルズ対スティーラーズ引き分け、かつビルズ敗北、かつコルツ勝利、かつジャガーズ敗北

    【カンザスシティ・チーフス(9勝5敗)】
    対ラスベガス・レイダース(6勝8敗)

    プレーオフ進出確定およびAFC西地区優勝の決定条件
    1)チーフス勝利
    2)チーフス引き分け、かつブロンコス敗北

    【マイアミ・ドルフィンズ(10勝4敗)】
    対ダラス・カウボーイズ(10勝4敗)

    AFC東地区優勝の決定条件
    1)ドルフィンズ勝利、かつビルズ敗北もしくは引き分け
    2)ドルフィンズ引き分け、かつビルズ敗北

    プレーオフ進出の決定条件
    1)ドルフィンズ勝利
    2)ドルフィンズ引き分け、かつジャガーズ敗北
    3)ドルフィンズ引き分け、コルツ敗北、テキサンズ敗北
    4)ドルフィンズ引き分け、コルツ敗北もしくは引き分け、ブラウンズ敗北
    5)ドルフィンズ引き分け、テキサンズ敗北もしくは引き分け、ベンガルズ敗北もしくは引き分け
    6)ドルフィンズ引き分け、ベンガルズ敗北もしくは引き分け、コルツ敗北もしくは引き分け

    NFC(ナショナル・フットボール・カンファレンス)

    プレーオフ進出確定:ダラス・カウボーイズ、フィラデルフィア・イーグルス
    西地区優勝:サンフランシスコ・49ers

    【デトロイト・ライオンズ(10勝4敗)】
    対ミネソタ・バイキングス(7勝7敗)

    NFC北地区優勝の決定条件
    1)ライオンズ勝利、もしくは引き分け

    プレーオフ進出の決定条件
    1)ロサンゼルス・ラムズ敗北、もしくは引き分け
    2)シアトル・シーホークス敗北、もしくは引き分け

    【サンフランシスコ・49ers(11勝3敗)】
    対ボルティモア・レイブンズ(11勝3敗)

    NFCトップシード、唯一のファーストラウンドバイ、ホームフィールドアドバンテージ確定条件
    1)49ers勝利、かつイーグルス敗北、かつカウボーイズ敗北、かつライオンズ敗北

    【A】

    第2Q、関学大・星野秀太がランで追加点となるタッチダウン(カメラ・渡辺 了文)

    アメリカンフットボール 三菱電機杯 第78回甲子園ボウル(17日・甲子園球場)関学大61―21法大

     関学大(関西)が法大(関東)破って最多更新34度目の優勝を果たし、史上初の6連覇を達成した。

     第1クオーター(Q)、関学大はケガから2戦ぶり先発復帰のQB星野秀太(2年)=足立学園=が、サインプレーから右サイドを走り切り先制タッチダウン(TD)。さらに、星野からWR五十嵐太郎(2年)=関西学院=へのタッチダウンパスも成功。第1Qを16―0で終えた。

     第2Qは星野がランで自身この日2本目のTD。守備陣も躍動し、インターセプトからDLトゥロター・ショーン礼(4年)=関西学院=がインターセプトから相手タックルをはじき飛ばしTD。法大に1TDを許したが、前半を33―7で折り返した。

     後半、第3Qにも星野が五十嵐へのTDパスを成功。WR前島仁(4年)=関西学院=はQBの位置からランでTDを奪うなど着々と追加点を奪った。第4Qにも2TDを追加。計8タッチダウンで大勝し、今季も学生日本一に輝いた。

     ◇関学大ファイターズ 1941年創部。46年に関西学生リーグで初優勝し、48~81年の34連覇など60度優勝(同率V含む)。ライスボウルには12度出場し、2001年度にアサヒ飲料を破って初優勝した。主なOBは鳥内秀晃(前監督)、有馬隼人(フリーアナウンサー)、石田力哉(元アムステルダム・アドミラルズ)。部員数200人。

     ◇全国高校アメフト選手権 関西決勝 立命館宇治21ー13大産大付(2023年12月10日 王子スタジアム)

    <大産大付・立命館宇治>クリスマスボウル進出を決め、喜ぶ立命館宇治 (撮影・堀田 和昭) 

     激闘を制し、立命館宇治が2年ぶりのクリスマスボウル(24日、横浜スタジアム)進出を決めた。先にTDを許す展開。RB漆原大晟(3年)のランをキープレーでドライブを進めながら、第3Q2分47秒に逆転すると、その後は勝負どころでインターセプトを見せたディフェンスが奮闘。終盤の猛攻をしのぎ、8点差を守り抜いた。

     「OLがどんどん押してくれたので、自分の走りができました」

     関西の頂点へ導き、漆原の表情が緩んだ。今回の現役ドラフトでオリックスから阪神へ移籍した27歳右腕と同姓同名。育成選手として入団した時から、存在は知っていた。「何か変な感じです」。楕円球で勝負する漆原は、1年秋のシーズンで復帰まで1年近くかかる大ケガ。2年前のクリスマスボウルは、サイドラインで見ていた。

     「あの時は日本一になったけど、(試合に)出られない悔しさもあった。次の試合は、相手がでかいし、強いけど、ミスなく、冷静に自分のプレーをしたい」

     高校日本一を争う佼成学園(東京)は、8年連続となる出場。そのうち2つの黒星は、いずれも立命館宇治がつけている。「ものすごい本気でくるでしょうね」と木下裕介監督は警戒するものの、もちろん手をこまねいてはいない。再び高校アメフト界の頂点へ。漆原のランから突破口を開く。(スポニチアネックス)

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