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    カテゴリ:スポーツ > アメリカンフットボール

     学生アメリカンフットボールの日本一を決める「全日本大学選手権」が2024年度から大幅にリニューアルされることが4日、発表された。最激戦区の関西、関東の出場枠がそれぞれ「3」に増え、これまで東日本、西日本で分かれていたトーナメントが初めて一本化。この改正により、78回の歴史で続いてきた「東西決戦」の図式が崩れ、同選手権決勝の甲子園ボウルが「関西対決」「関東対決」になる可能性も出てきた。

    2022年の甲子園ボウルで5連覇を達成し、喜ぶ関学大 

     聖地への門戸が全国の大学に開かれてから来年で15年。選手権は再び新たなステージを迎える。今回の決定について、連盟関係者は「関東や関西の強いチームが全国各地のいろんな場所で試合をすることで、地方も刺激を受け、活性化される」と狙いを明かした。

     関西、関東の増枠以上に注目を集めるのが東西の「ボーダーレス化」。関西2位VS関東3位、関東1位VS関西3位など、これまで実現しなかったカードが、早ければ準々決勝から観られる。学生アメフトは久しく「西高東低」の図式が続いており、最近20年間の甲子園ボウルでは、関西勢の17勝3敗。今季のリーグ戦も激闘の末、3校が1敗で優勝を分け合っており、関学大VS立命大の「名勝負数え唄」や、伝統の「関関戦」が2024年甲子園ボウルのカードとなるかもしれない。

     もちろん、関東勢の奮起、そして地方大の台頭があれば、フレッシュな顔合わせも生まれる。「冬の風物詩」が大きく様変わりする時が来た。(スポニチアネックス)

    東スポWEB
    日本アメフト界のレジェンド・河口正史氏

     違法薬物問題で逮捕者3人を出した日大アメリカンフットボール部の廃部が決まり、波紋が広がっている。11月30日には同部現役部員や、長年のライバル関係にある関西学院大OBが撤回を求めて署名を日大に提出した。アメフト界の大混乱をパイオニアはどう見るのか。現役時代にNFLヨーロッパで活躍し、現在はパーソナルジム「JPEC TOKYO」の代表取締役を務める河口正史氏(50)が取材に応じ、廃部決定を厳しい言葉で一刀両断した。

     ――廃部が決定した

     河口氏(以下、河口)むちゃくちゃだなと思ってます。大麻を吸った本人と部の責任者、隠ぺいした人がペナルティーを受けるのはわかる。だけど、クラブ自体がなくなるのは意味がわからない。何もやっていない部員は今後どうなるのか。

     ――以前のインタビューでも、連帯責任は不要だと述べた

     河口 その考えは変わらない。一つは廃部になって、大麻を使用していない部員は今後どうするのかという話。もう一つは、大学としてこれから大麻使用者が出たクラブは、片っ端から潰していくのか。

     ――無実の学生は、罪を犯した学生とは切り離して考える

     河口 絶対にそうでしょ、本当にわけがわからない。薬物を使用していないことを証明しろという話もあったけど、それなら他大学の部員も証明しろって話じゃないですか。それは絶対に無理だし、大麻を吸ってない証明なんてしようがない。

     ――学生の今後について

     河口 個人、個人でいろんな方法があるのではないですか。転校やクラブチームに入るとか、そこは自分で選択したらいい。

     ――転校してプレーを続ける可能性もある

     河口 もし、自分が他大学の監督だったら、日大生は全然ウエルカムです。大麻を使用していない学生まで一緒にするのはおかしいし、断る理由もない。

     ――米国で、学生がスポーツのために転校するケースは

     河口(米国の)大学では当たり前にあって、試合に出られないって理由だけで転校する。同じポジションに、すごく期待された新人が入ってくるのが決まった段階で、転校するケースもある。だけど、そこに関しては廃部の話とは何も関係ないし、そもそも廃部になるのがおかしい。

     ――8月の会見時点で、部員数が123人。転校が実現しても、他の大学がこれだけの人数を受け入れられるのか

     河口 大丈夫でしょ。(日大の部員を)欲しいと思う大学があれば、欲しくないという大学もあるだろうけど、人数的にはさばけると思う。

     ――11月27日に3人目の逮捕者が出た翌日に、廃部が決まった

     河口 2人までなら良かったのか。人数の問題なのかもしれないけど、わけがわからない。2人と3人の差はなんだって話です。

     ――アメフト部OBに、かん口令が敷かれているとの報道もある

     河口 これは、逆効果な気がする。「黙っとけ」と指示するのは、自分たちに非があるのを認めているようなもんですよね。何も非がないなら、しゃべるなと言う必要ないじゃないですか。

     ――競技スポーツ運営委員会が廃部を決定し、中村敏英監督から部員へ通達。大学から部員への説明はされていない

     河口 どうせ部員が納得する説明はされないだろうから、あまり関係ない。

     ――リーグ優勝35回、学生日本一21回の伝統校を、廃部させてはいけないという考えは

     河口 ごめんなさい、そこは全然関係ないです。多分、その感じとは、真逆のところで見ていると思います。自分の意見の中に、日大ブランドとかは別にないです。

     ――今回の騒動で、酒井健夫学長と沢田康広副学長の辞任が決定。大学側が火消しをするために、廃部にしたという意見もある

     河口 本当にそれがおかしい。こんなの、トカゲの尻尾切りじゃないですか。

     ☆かわぐち・まさふみ 1973年2月19日生まれ。兵庫県出身。米サンクリメンテ高で競技を始め、立命館大卒業後にNFLヨーロッパに参戦し、3年目には「オールNFLヨーロッパ」に選出された。2002、03年にはNFLのサンフランシスコ・フォーティナイナーズのキャンプに招集され、日本人初の米国本土でのプレシーズンマッチに出場。人気テレビ番組「スポーツマンNо・1決定戦」(TBS系)でも活躍した。現在は、自身が設立したトレーニングジム「JPEC TOKYO」の代表取締役を務め、独自のトレーニングメソッドの普及に取り組んでいる。

     くじを引き当てた関学大・海崎主将(中央)、左は関大・横山主将、右は立命大・山下主将

     「関西学生アメフト、関大16-13関学大」(26日、万博記念競技場)

    【写真】くじ引き直後に号泣!運命の勝負に勝った関学大主将

     最終節を行い、リーグ5連覇を決めている関学大は関大に13-16で敗れ単独Vを逃した。6勝1敗で関学大、関大、立命大が並び2010年以来の3校同時優勝となった。

     3校で抽選の結果、関学大のLB海崎琢主将(3年)が「1位相当」を引き当て12月3日に行う全日本大学選手権準決勝・九州大戦(春日公園球技場)への進出を決めた。同戦の勝者は同17日の甲子園ボウルに進む。

     悔しい敗戦を喫したが、強運で関学大が目標の日本一へつなげた。大村和輝監督は「引き強っ!と思った。彼(海崎)が一番、頑張っていた。彼で引けなかったら仕方がない」と祈る気持ちだった。

     試合は6-0とリードしながら、関大QB須田啓太(3年)のパスを止められず、2本のTDを許し、逆転負け。「負けの怖さを知らなかった。それが体感できたのは大きい」と日本一へ向け、プラスを強調した。

     海崎主将は左手で当たりくじをつかんだ。「強い気持ちをもって引いた。負けてしまって終わりだと思ったけどぎりぎりつながってよかった。くじ引きとなった瞬間、左手で引こうかと思った。特に意味はないけど、自分が決めたのが左手。1位相当が獲得できてよかった」と安どした。

     観客席に向けたあいさつでは、重圧から解放され感極まり、おえつを漏らし号泣。「負けてるのに泣いていたら恥ずかしいけど、正直ほっとした気持ちが表れてしまって、目に涙が浮かんでしまった」と振り返った。(デイリースポーツ)

    毎日新聞
    写真はイメージ=ゲッティ 

     アメリカンフットボールの全日本大学選手権は19日、宮城・角田市陸上競技場で2回戦が行われ、東北代表の東北大が東海代表の名城大を21―11で降し、関東代表の法政大と対戦する12月3日の準決勝に進出した。

     ◇関西学生アメリカンフットボール1部リーグ 関大31ー3龍谷大(2023年9月18日 MKタクシーフィールドエキスポ)

    <龍谷大・関大>QB須田 

     ハドルに漂っていたのは、敗者の空気だった。磯和雅敏監督が厳しい言葉を送った後、WR横山智明主将(4年)の叱責が響く。「変わらんかったら、いつまで経っても一緒やぞ」。開幕2連勝を喜ぶ表情はなく、神妙な顔が並んでいた。

     オフェンス最初のプレーで、RB小野原啓太(4年)が48ヤードTDラン。続くディフェンスでDB須川宗真(4年)がインターセプトしたボールをエンドゾーンまで運び、続くシリーズでも、RB山嵜紀之(2年)がTDを決めた。いきなり3本先取して、心にエアポケットが生まれたのかもしれない。そこから反則が続出し、信じられないようなスナップミスもあった。後半に1TD、1FGで面目を保ったものの、中だるみした展開にQB須田啓太(3年)も不満を隠さなかった。

     「ホントにイライラするし、情けないし、ふがいないとしか言いようがない。相手と闘う前の問題。日本一とか言っている場合じゃない。これがチームの現状なので、できることをやっていくしかない」

     昨年、立命大超えを果たし、「打倒・関学大」と「甲子園ボウル出場」だけを見据えた2023年シーズン。修正に使える時間は、多いようで少ない。(スポニチアネックス)

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